国民年金を口座振替の2年前納にすると、2年で17,370円安くなる。4月開始の申込は2月末まで
- 対象者
- 国民年金の保険料を毎月払っている自営業・フリーランスなど
- どうなるか
- 口座振替で2年分をまとめて払うと17,370円安くなる(2026年度)
- やること
- 2月末までに、ねんきんネットか年金事務所で口座振替の2年前納を申し込む
対象になる人
国民年金の保険料を自分で払っている人。自営業・フリーランス・無職の人や、保険料を払っている学生など(第1号被保険者)。2026年度の保険料は月17,920円で、毎月払っていると割引はない。
保険料の一部免除を受けている人は、クレジットカード払いと前納の口座振替が使えない(口座振替は翌月末振替だけ)。
いくら得をするか
払い方とまとめる期間で、割引額が変わる。いちばん大きいのは口座振替の2年前納で、毎月払うより17,370円安い。
| 払い方 | 6か月前納の割引 | 1年前納の割引 | 2年前納の割引 |
|---|---|---|---|
| 口座振替 | 1,220円 | 4,510円 | 17,370円 |
| 納付書(現金)・クレジットカード | 870円 | 3,820円 | 16,010円 |
2026年度の割引額(毎月払いとの比較)。2年前納は2026年度(月17,920円)と2027年度(月18,290円)の24か月分434,520円と比べた額
実際に払う額は、口座振替の2年前納で417,150円、1年前納で210,530円、6か月前納で106,300円。まとめて払う余裕がなくても、口座振替の「早割」(毎月の保険料を1か月早く引き落とす)なら月60円、年720円安くなる。
クレジットカードは割引が口座振替より小さいが、カードのポイントが付く。たとえば楽天カードは国民年金保険料の支払いが500円につき1ポイントで、2年前納の418,510円なら837ポイント。割引と合わせて16,847円ぶんで、口座振替の17,370円には届かない。ポイントの付き方はカード会社ごとに違うので、自分のカードで比べる。
やり方
- 口座振替なら、マイナポータルから「ねんきんネット」で申し込むか、申出書を年金事務所か金融機関の窓口に出す。オンラインのほうが口座の確認が早い
- 振替方法で「2年前納(4月開始)」を選ぶ。4月から2年分まとめて払うには、2月末(必着)までに申し込む
- 4月末に2年分(24か月分)が引き落とされる。一度申し込めば、2年ごとに自動で続く
2月末を過ぎても申し込める。「2年前納」を選ぶと、翌月以降の初回の引き落としで、翌年度の3月分までをまとめて払う(たとえば11月末が初回なら17か月分)。初回は前月分の保険料も一緒に引き落とされる。
クレジットカードは、申出書を年金事務所に出す(窓口か郵送)。現金の2年前納は、2月1日から3月末までに年金事務所に申し出ると、4月以降に納付書が届き、4月末までに払う。現金は2年ごとに毎回申し出が要る。
気をつけること
- 4月末に残高が足りないと、2年前納は再振替されない。次の4月まで割引のない毎月払いになる。引き落とし額は4月中旬〜下旬に届く通知書で確かめる
- 途中で就職して厚生年金に入ったら、重なった期間の保険料は戻ってくる。口座振替なら振替口座に返ってくる(申出書で希望しないとした人と、ほかの払い方の人には還付請求書が届く)。厚生年金の手続きには時間がかかるので、就職した後もいったん引き落とされることがある
- 前納した保険料は、全額が社会保険料控除になる。2年前納は、払った年にまとめて控除するか、各年の分に分けて控除するかを選べる(国税庁・日本年金機構)
- 一部のネット銀行は口座振替に使えない
出典10/4(日) 確認
- 日本年金機構 国民年金保険料の前納
- 日本年金機構 国民年金保険料の「2年前納」制度
- 日本年金機構 口座振替でのお支払い
- 日本年金機構 クレジットカードでのお支払い
- 日本年金機構 国民年金保険料
- 日本年金機構 年金Q&A「国民年金保険料を口座振替により納付していますが、新たに就職した場合に口座振替は停止されますか。」
- 日本年金機構 年金Q&A「重複して納めた国民年金保険料を返してもらうにはどうしたらいいですか。」
- 日本年金機構 年金Q&A「13月以上の前納により納付した保険料の社会保険料控除はどのように申告するのですか。」
- 国税庁 タックスアンサー No.1130 社会保険料控除
- 国税庁 No.1130 社会保険料控除 Q&A(Q3 2年分の国民年金保険料を前納した場合)
- 楽天カード カード利用による獲得ポイントの還元率が異なるご利用先